福祉職員生涯研修
キャリアパスに基づいた人材育成を!
階層別研修と人材育成担当者向け研修を実施しています
福祉・介護の仕事に限ったことではありませんが、とかく職員育成が現場頼りになり、法人・事業所の理念・人材育成方針が伝わらず、離職に繋がってしまうケースも少なくありません。
福祉・介護事業所が安定した経営・サービス提供していくためには、キャリアパスに基づいた人材の育成・定着をする組織的・計画的な取り組みが求められています。長野県社会福祉協議会では、福祉・介護事業所の階層別研修やキャリアパス構築・運営に関わる人材育成責任者・担当者向け研修を実施しています。
○福祉職員生涯研修
高齢や障がい、保育、児童、社協等の種別や担当業務を問わず、福祉職員がキャリアステージで共通して求められる能力を開発するため、全国社会福祉協議会が編集した「福祉職員キャリアパス対応生涯研修課程テキスト」に基づいて実施する階層別研修です。コースは、新任職員/中堅職員/チームリーダー/管理者の4コースがあります。
また、長野県オリジナルプログラムとして、上級管理者・新任管理者と保育士の専門性も重視した新任職員・チームリーダー向け研修を実施しています。(保育士の方もテキスト準拠の研修を受講できます。長野県オリジナルプログラムと併せて受講されるとさらに効果的です。)
受講者振り返りシートから
○気づかされることが多かった。今まで忙しさにかまけ自己の振り返りの余裕がなくきたので、利用者、職場など多方面の視点から物事をとらえることができ考えさせられました。(中堅コース)
事業所アンケートから
○チーム支援について意識が変わった(以前より前向き・意識的に他のスタッフに関わるようになった部分が少なからず見られた。(チームリーダー課程)
○キャリア(階層)別に研修が組み立てられており、職員の経験に合わせて参加させやすい。職員からは事前課題への負担感を聞いているが、参加後の感想は概ね「参加して良かった」と好評である。(新任職員)
研修開始1ヶ月前に、テキストと事前課題(プロフィールシート)を送ります。当日までにしっかりテキストを読み込み、事前課題に取り組んでください。事前課題には上司方からコメントも頂きます。受講生がやる気になるコメントをお願いします。
研修は2日間(新任は3日間)。種別・担当を超えたメンバーでグループワークを行います。それぞれのキャリアステージで何が求められているか、今後の自分自身のキャリアデザインを考えます。
研修の終わりに、研修の振り返り・まとめとしてキャリアデザインシートを作成します。これを持ち帰り、職場に何を学んだか報告してください。キャリアデザインシートでも上司のコメントを頂きます。 自分で描いたキャリアビジョンを実現し、次のステップを目指しましょう。
〇人材育成・研修担当者向け研修
長野県社協では、キャリアパス構築と運営・改善のため、キャリアマネージャー養成研修、キャリアパス制度運用研修を実施しています。
また、現場で「意図的・計画的なOJT」実践を支援する、OJTリーダー研修、新人育成担当者研修があります。
<専門・課題別研修も実施しています>
長野県社協では、福祉職員生涯研修・人材育成・研修担当者向け研修の他、福祉事業所・職員のニーズに合わせた専門・課題別研修も実施しています。保育士向け研修は、処遇改善のキャリアアップ研修の対象になる見込みですので、こちらもご活用ください。